栃木県・矢板市【金精川のます池】自分で釣って、食べさせてくれるヤシオマスの食堂!

金精川のます池
総合評価
( 4 )
メリット
  • 自分で釣った魚を食べrれる
  • 美味しいマスが食べられる

やはり人間たるもの、一度は自分で釣った新鮮な魚をその場で食べてみたい。

しかし、その前に道具を揃えたり、釣れそうな場所を調べたり、獲物によって仕掛けを変えたりと色々準備をしなければいけない。それにそこまで準備をしても大物が釣れるとは限らないし、釣れる保証もない。それはそれで釣りの醍醐味で楽しいが、私は手ぶらで行って、サッと釣ってパクっと食べてサクッと帰りたいのだ。

そうなると思い当たる場所はざうおか釣り堀しかない。ざうおは高いので却下。っとなると釣り堀になるか。

川が綺麗な釣り堀屋なら自分で釣った魚を塩焼きにして食べさせてくれる店が多いはずだ。っと言う訳で涌き水が出てそうな栃木の山奥へ向かう。なぜ栃木か?理由は特に無い。なぜなら私はNOPLANNERだからだ。

とりあえず、川なんて山へ向かって走っていけば上流に辿り着く、そうすればいずれ釣り堀屋も出てくるだろう。なんて呑気に思っていたが、サービスエリアで用を足してる時にふと気がついた。

(いくらNOPLANNERと言えど、効率悪すぎじゃないか?)と。

Googleを開き近くの釣り堀で検索すると何軒か教えてもらえた。調べてみると上流まで行かなくとも割りと現在地の近くにある事が分かった。

どんな所かよく分からないが現在地から近い【金精川(こんせいがわ)のます池】を目指す事に決めた。

栃木県矢坂市矢坂北スマートインターから下りて車で15分くらい走らせると【金精川のます池】がある。

到着し店内に入ると釣り堀の受付は裏手側だと案内されたので一度店を出て裏手へ向かう。

裏手には魚を捌いていたスタッフがいたので声をかけると、手を止めシステムを説明してくれた。こちらのお店は釣り堀やるのは無料。道具代も餌代も無料。ただし、釣った魚はリリース(戻す)は出来ない。釣った魚は必ず買い取ってもらう。

料金は持ち帰りの場合は1800円/kgで調理の場合は2400円/kg。

例えば一尾300gの魚を釣って食べる場合は2400円×0.3g=720円となる訳だ。

あと、池の中にアルビノマス(色素の薄いマス)が5匹放流されているので、それを釣った場合は刺身が無料で食べられるとの事。これはゲーム要素があって楽しそうだ。

スタッフからエサとバケツと軍手を受け取り池へ向かう。竿は池の横の小屋に立てかけられているのでそこから自分のフィーリングに合う物を選んで使う。っとその前にここで注意してほしいポイントが一つある。

池の周りにはヤギさんが2匹野放しでいるので、ヤギのコロコロうんちを踏まないように注意してほしい。

そんなトラップに注意しながら釣針に練り餌を付け、アルビノマスを狙い放り投げると0.5秒くらいで1匹釣れた。残念ながらアルビノマスではなく普通のマスだったがサイズはかなり大きい。

瞬殺で釣れてしまい物足りなさを感じたが、今日の目標がサッと釣ってパクっと食べてサクッと帰るだったので、まぁ良しとしよう。その後も相変わらず入れ食い状態だったので4尾釣るのに5分も掛からなかった。

勿論アルビノマスは釣れない。

竿を片付け、バケツに入った魚を先程のスタッフまで持って行くと軽量をしてもらい会計となる。

今回はサッと釣ってパクっと食べてサクッと帰るプランなので調理をしてもらう料金。

唐揚げ2尾、刺身1尾、塩焼き1尾で料金2470円だった。

釣りが体験できてすぐ食べられて1匹約600円はかなりコスパいいと思う。しかも調理方法も選択できるのはありがたい。魚臭くなった手も手洗い場あるのでキレイキレイを使って洗らわせてもらえるので安心してほしい。

会計を済ませ番号札を渡され店内へ移動する。食事処は靴を脱がないといけないタイプで個人的に靴を脱いで座敷に上がるのは靴下と靴の中が汚れるので嫌いだ。なので、私のようなタイプの人間は使い捨ての靴下を持参していくと良いだろう。

しばらく待っていると番号を呼ばれた。料理は自分で運ぶセルフ式で料理が出来上がったら呼ばれるので取りに行く。まず最初に出来上がったのは刺身。きれいなサーモンピンク色をしたマスだ。わさび醤油をちょこんと付けいただきます。味はよく分からないが歯応えが生意気だ。こんなに薄く切られているのに弾力が真鯛よりある。美味い。

しかし、山魚は生で食べない方がいいと聞くが大丈夫なのだろうか?少し不安になったので調べてみると、【金精川のます池】ではヤシオマスを養殖しているらしい。

そもそもヤシオマスとは栃木の水産試験場がニジマスに卵をもたないように改良したもので、卵を持たない分、栄養が身にまわり大きく美味しく育つようにさせられた魚。

そして八方ヶ原の涌き水から流れてきたキレイな水の中で良質なエサで育てられているので寄生虫が入り込まず刺身で食べられるって訳らしい。なるほど。

ならば安心だ。

こりゃ何尾でも食べられる。本当弾力が生意気すぎて美味い。全部刺身にすればよかったかと後悔しそうになったタイミングで唐揚げが出来上がった。取りに行くと唐揚げ2尾の量は想像より多く少し後悔した。

熱々の唐揚げをパクっといただくと味付けはすごいシンプルなのか?それとも私が馬鹿舌なだけなのか?

身に衣が付いているだけのように感じた。塩は用意されてないが、唐揚げ専用の自家製タレがある。

自家製タレをかけると青じそドレッシングのような味でさっぱり食べられる。

これはこれでいいと思うが、私は塩で食べたかった。自家製タレをかけるとヤシオマスの味がよくわからなくなってしまった気がする。

最後に塩焼きが出来上がった。串に刺さった姿を改めて見るとやはりデカい。これ一尾でお腹いっぱいになりそうだ。背中にかぶりつくと炭でしっかりと焼かれた身はホクホクしていて美味い。

ただ塩味が強すぎるので皮は食べない方がいいと思う。さすがに馬鹿舌の私も塩辛くて食べられないので串を外し皮を剥いで身だけ食べる事にした。

骨だけ注意すればどこ食べても美味い。

鮭のように脂が乗ってるわけではないが、あっさりフワフワとしていてしっかりマスの味がする。美味い。

ヤシオマスを食べてみたいが釣りが苦手。

そんな貴方も安心してほしい。【金精川のます池は食事だけでも利用できる。

値段は少し高いかもしれないが定食は1000円〜2150円、他にも刺身800円や唐揚げ700円なども単品で注文できる。

貴方も大切な人と一緒に【金精川のます池】で自分で釣った魚を食べてみてはいかがでしょう。

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